二酸化炭素の増加と気候変動により温暖化、乾燥化が進行しており、乾燥耐性作物の育種と同時に、節水型の農業を進めるために植物の水利用効率の向上に関する研究の進展が期待されています。植物の水利用効率の向上で重要なのは、水分ストレスに対する応答や耐性獲得と成長制御の効率良いバランスであると考えられています。
国際ワークショップ「植物の水ストレス応答と水利用効率」では、水分ストレスシグナル感知システムの理解、植物ホルモンアブシジン酸の機能解析、作物へ応用するための重要形質の評価などをテーマに関連分野の内外の国際的なリーダーをお招きして最先端の研究成果を講演していただきます。また、農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業(2010年~2013年はイノベーション創出基礎的研究推進事業)で進めてきた研究課題「植物の水利用効率に関わるストレス感知機構解明と分子育種への応用」に関する研究成果を発表いたします。
皆様のご参加をお待ちしています。
主催者: 篠崎 一雄 (理化学研究所 環境資源科学研究センター長) 主催者: 篠崎 和子 (東京大学 教授) 主催者: 中島 一雄 (国際農林水産業研究センター プロジェクトリーダー)